白内障ものがたり①キャッツアイ

若年性白内障

それは2021年の7月初旬のことです

眼科の診察で、診察室に入った私が、

あごをのせた検査台越しに、

目の中の写真を撮影され、

見せてもらったところ、

猫のお目目のような、縦にまっすぐの白い傷が左目に入ってました

<strong>医師</strong>
医師

外傷性の白内障ですね!

何かに強くぶつかったりしませんでしたか?とも訊かれましたが、

昔から気が付いたら体のどこかにアザをつくってしまうくらい、

うっかりどこかにぶつかるし、痛かった事も忘れっぽいので、

いつの間にやら自分で見えそうで見えないところに傷をこさえていました

コロナ罹患をおそれて眼科にもここ2年くらい行っておらず、

ここ2年以内に出来た傷ということしか分からないのですが、

<strong>医師</strong>
医師

紹介状書くのでどこの病院で手術受けるか決めたら教えてくださいね!

あぁ、手術しなきゃいけないのか…

眼科に受診したのは、コンタクトの処方箋目的だったのですが、

それよりももっと前から、左目の違和感はぼんやり感じていました

眼鏡が汚れてるのかな?拭いても見え方変わらないな?

コンタクトをつけて、なんかぼやけるけど目ヤニとかかな?

花粉に弱い体質と、もともとの近視の強さに加えて、

あまり気にしない性格があいまって

あれ、なんか左目が見えづらいな?に辿り着くのがとても遠回りでした

なので診察前の眼圧検査で、

右目は普通に1回、左目だけ、2回検査をされたんですけど、

終えてから検査技師の方に、

<strong>検査技師</strong>
検査技師

見え方についての違和感とかありますか?

そうですね、左目がかすみます、と答えたら

<strong>検査技師</strong>
検査技師

あっ!やっぱりそうですよね!

と笑いながら言われまして、

その方は検査した結果の自分の見立てがあっていた事が、

おそらくとても嬉しくて、つい笑っちゃったんでしょうけども、

人の不幸で当たりくじ出たみたいな笑顔、見せんといてくれ!

って思いましたね~

そのあとの診察で、白内障という診断結果だったので、

悪い予感が現実となって畳みかけてくるやんって思いました

帰宅して夫に話してやっと涙出ました

ショックでした

夫が優しく話を受け止めてくれる人でよかったです

次話、「瞳孔が開くとき

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